そもそも薬局とかドラッグストアも「企業」なんですけど、まあそこは置いといてですね……。

ご相談の場で「企業に行きたい」と仰る方はそこそこいらっしゃいまして、20代の方だと純粋な憧れが多く、30代以降の方ですと、座り仕事がしたいとか、OLになりたい、患者応対に飽きた、などのパターンの方がそこに追加されるイメージです。

企業のご案内先としては、メインはDIか治験で、ほとんどがDIですね。あと、製薬メーカーの営業とか、MRとまでいかない医薬系の簡単な営業、かなり珍しいですが医療系記事のライター。あとは、私のような一般企業人。キャリアアドバイザーになりたいという方もごく稀にいらっしゃいます。

企業に行くメリットはDIだと特にそうですが、土日祝休み、9時〜18時、残業なし、私服OK、ネイル可能、合コンも行ける、このあたりですね。ライフワークバランスは充実するので、企業に転職した人は基本、ハッピーそうにしていらっしゃる印象があります。中退者もそんなに多くないイメージです。

注意点としては、年収が激下がりすることですね。大体、400万前半ぐらいになります。理由は単純で、替えが利きやすいからです。看護師、医師、医療資格を持っていない文系出身者がライバルになります。コミュニケーション能力が強く求められる仕事も多く、特に薬剤師は不利ですね。

一方、DIについては基本的に全員が薬剤師ですが、仕事内容としては利益を作るタイプではなく品質保証に近いので、年収が出づらい構造となっており、キャリアアップしても400万前半から半ばぐらい。リーダーで500万届くか届かないか、となっています。

また、一度企業に行ってしまうと調剤の仕事に戻れなくなるという問題もあります。1〜2年なら何とかなりますが、3年経ってしまうともう未経験レベルと同等に扱われます。

という感じですが、もし企業に行きたいという方で何かしらお悩みをお持ちでしたら、ぜひ弊社LINEまでお気軽にご相談いただければと思います。