転職ご相談事例
「在宅あり」の薬局なら、医師と話し合う仕事もできますか?
小野理恵さん(仮名)- 41歳、女性(薬剤師)
医師や看護師と意見を交わし、患者さんの療養に関わる仕事をしたいです。在宅を行う薬局を探していますが、求人にはどこも「在宅あり」と書かれています。どこを見れば希望に合うか分かるのでしょうか。
- ドラおじさん
- 薬剤師専門の大手人材紹介会社に勤務していたアドバイザーで、薬剤師転職のプロ。見た目はメタボだけど仕事はめちゃくちゃ頼りになるおじさん。(ドラおじさんの詳細はこちら)
「在宅あり」だけだと、まだ分からないですね。僕なら、その薬局が医師とどんな関係を作って、薬剤師がどこから関わっているのかを聞きます。
以前、ある薬剤師さんの話を聞いて、すごいなと思ったことがあります。その方は、退院してから薬を届けるところだけでなく、退院時の話し合いから入っていたんです。
病院側と、これから在宅を担う側で、患者さんの状態や方針を共有する。そのあとも医師や看護師と話し、患者さんやご家族に相談しながら、薬剤師として提案をしていく。
その方が「だから薬剤師を辞められない」と話していて、僕は感動しましたね。在宅という言葉より、具体的に何をしている人なのかを聞いたときに、仕事の魅力が見えたんです。
在宅業務でも、医師との関わり方は職場によって異なる
僕が在宅の仕事を見るときに気にしているのは、医師と一緒に行く機会があるのか、話し合う機会があるのか、という違いです。
施設へ行っている薬局でも、医師と同行するところと、そうではないところがある。薬局と医師との関係によっても変わります。施設なら必ず同行できる、とは考えない方がいいです。
それに、同行していると聞いても、毎回なのか、ときどきなのかで、あなたが想像する仕事とは違うかもしれない。
あなたの希望が「医師や看護師と意見を交わしたい」なら、その希望をそのまま伝えていいです。「在宅をしたい」で止めないで、どんな場面で関わりたいのかまで言った方が、紹介する側も確認しやすいんですよ。
在宅への転職と収入の両立に悩む方には、在宅に携わりたい方の相談でも答えています。今回も「在宅あり」の文字より、実際にどこまで関われるかを聞きたいです。
会社の実績と、自分が担当できる業務を分けて考える
もう一つ、その店舗に入ったあなたが、実際に担当できるかも大事ですね。
会社として在宅に力を入れていても、希望する店舗では担当が決まっていて、新しく入る人には機会がない、ということなら、あなたの希望とは合わない。
会社の実績だけを聞いて満足せずに、自分はいつごろ、どういう形で関わるのかまで聞いてほしいです。僕は、そこでやりたい仕事ができないなら、「在宅あり」という表示だけを理由には勧められません。
担当者が把握していない点は、応募先に確認してもらう
この辺りは、紹介会社の担当者なら誰でもすぐ答えられる話ではないです。分からなければ、持ち帰って確認してもらえばいいと思います。
「在宅はやっていますよ」で終わらず、「医師との同行や話し合いは、実際にどんな形で行っていますか」と聞く。担当者が把握していなければ、詳しい人や応募先に聞いてもらう。
その場で答えが出ないことより、確認せずに話が進んでしまう方が気になりますね。
僕が感動した薬剤師さんの働き方を、どこでも同じようにできるとは言いません。でも、あなたが目指す仕事を具体的にする手掛かりにはなる。在宅という名前で選ぶより、自分が患者さんやチームにどう関われるのかで選んでほしいです。
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- 制作・編集:ドラおじさんの薬剤師・転職相談室(執筆・監修体制)
- 運営:株式会社梟屋
- カテゴリー:転職ご相談事例
- タグ:在宅医療

