病院は、中途で行くのはキツイよ……

病院に転職したいという薬剤師の方は年齢を問わず多いです。割合としては20代が多く、新卒で病院に行きたかった人で、薬局やドラッグに就職したもののやっぱり病院で働いてみたいというパターンが多いです。

結論から言うと、病院に中途で転職しようとするのは僕はおすすめしていません。

まず薬剤師の方がイメージされる「病院」というのはいわゆる急性期病院、有名なところでいうと湘南鎌倉総合病院とか、昭和大学病院みたいなところが多いのですが、こういう大人気病院は新卒で充足しているので、中途で入るのは至難の業です。たまに新卒がすぐ辞めちゃってポロッと空きが出ることもありますが、自主応募で即、埋まります。

したがって紹介会社で案内されるのは大半が慢性期病院ですが、これも基本おすすめできません。患者さんが基本ずっと変わらないですし、やはり急変してしまうけど助かる可能性がある方々とか、高度医療を受けていて薬がちょっと難しい方々とかを見ていただいた方が、勉強になるからです。なのでできるだけ急性期病院、それもせめて二次救急、できれば三次救急の病院に行くぐらいの気合が求められます。

年収は高いところもありますが、原則、ずーっと500万に届かないことを覚悟して行っていただいた方が良いです。ちょっとショッキングな言い方をすると、ドラッグとか薬局で活躍する人よりずっと年収が200万円以上低い状態、もっと言うとその辺のサラリーマンの給料より安い状態をずっと強いられます。

……という感じでご案内するので、私のところに「病院に行きたい」とご相談に来られて、実際に病院に行かれる方って5人に1人くらいしか居ないんですよね……。それでも行きたいんだ！という気概をお持ちの薬剤師の方は、ぜひ弊社LINEからご連絡いただければと思います。